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私が好きなドラマはライ・トゥ・ミー 嘘は真実を語るです。
主人公が嘘を見破る達人であり、嘘を見破る事業専門のオフィスを構えています。
時折警察などから依頼が来ますが、大体は依頼者が依頼をしてきます。
興信所や探偵事務所のような感じです。
この嘘を見破る技が素晴らしいのですが、現実でもこのように上手く行くのかな、といった疑問は残ってしまいます。
対象者の視線や、喉の動きや、仕草などから嘘を吐いている事を見破るのですが、その際に人間の心理について解説がなされ、実に興味深いです。
キャラクターはあまり魅力的ではなく、キャラクタードラマというよりも、そのシナリオと嘘についてのノウハウに注目をすべきドラマであると思っています。
このように嘘が見破られたら現実生活において重宝されるのでは、とよく考えてしまいます。
たまに実在する政治家の映像が流れ、まるで政治家が嘘を吐いているかのような演出があるのですが、これには勇気が要っただろうな、と感心をしてしまいます。そういった刺激的で危険な部分も、海外ドラマならではと思っております。
日本のドラマはシナリオが練られておらずに幼稚ですし演技も下手であり、保守的であるし、わざとらしいお涙頂戴に走っておりこのようなクールさが足りません。

私は昔から海外ドラマが好きで時間があればまとめて見ているのですが、中でも一番面白くて記憶に残っている海外ドラマは「ツインピークス」です。
これは20年近く前のドラマになってしまうと思うのですが、つい最近思いだして見返してみたのですが、まったく古臭さを感じさせず、今見てもとても面白いドラマです。
これは鬼才デヴィッドリンチ監督の作品であり、独特の世界観を持っています
アメリカだけでなく日本でもとてもブームになり、主演のカイルマクラクランはＴＶＣＭにも起用されていたので覚えている人も多いのではと思います。
このツインピークスはあるアメリカの田舎町ツインピークスで、学園の女王であるローラパーマが殺害されて死体が見つかるところから始まります。
これをＦＢＩのクーパー捜査官が調査していきながら物語は進むのですが、この小さな田舎町には、色々な人間関係が交錯しておりそれぞれが何かしら秘密を抱えているのです。
この人間模様も面白いのですが、デヴィッドリンチ監督の独特の世界観がいたるところに出ており、その世界を感じるのもこのドラマの面白い所だと思います。
まだ一度も見たことがないという人にはぜひおすすめしたい海外ドラマですが、アクが強いので好き嫌いも出るかもしれないです。

恋愛やら法律やら警察やらのテーマが多い日本のドラマと違って海外ドラマには変わったテーマの物が存在しています。
その一つがここでご紹介する「ＮＵＭＢＥＲＳ　天才数学者の事件ファイル」です。
既に深夜帯ではありましたが日本でも放送されたので、ご存じと言う方もおられるかも知れません。
粗筋をご紹介すると、天才数学者の弟が兄のＦＢＩ捜査官の事件捜査をその専門能力を駆使して助けると言う物です。
と言っても別に数式が乱発されると言う物ではなく、弟とその学生、後には恋人となる女性との人間関係や兄の恋愛模様、そして二人の父親との関係等、ドラマと言ったら欠かせない要素である人間模様も手が抜かれることなくきっちりと描かれています。
また安直な根性論、精神論へと逃げ込むことなく、弟が困難な事件捜査や信頼失墜の危機に?然とその数学的能力を駆使して立ち向かい、そして周囲の信頼を得ていく様子、そしてそんな弟を自らのキャリアを危険にさらしてまで信頼する兄の姿も見逃せません。
ここまで人間模様について語って来ましたが、数学者が出てくる以上、数学についても触れなくてはいけません。
実はこのドラマの第1話は、実際に数学を駆使して通り魔的猟奇連続殺人犯を逮捕した実話を基にしており、その為、数学の威力を証明した現実ならではの重みを感じます。
この事実を知らなければただの第1話にしか過ぎないのでしょう。
しかしこれを知った今となってはまた違った視線でこのドラマを見る事になるのではないでしょうか？
数学が大好きな方も大の苦手と言う方も、ともに楽しめるドラマだと思います。

わたしがおススメする海外ドラマは『ワンス・アポン・ア・タイム』です。
ワンス・アポン・ア・タイムは海外ドラマには珍しいファンタジーがモチーフとなっています。
魔女の呪いで現代の『ストーリーブルック』という町にに閉じ込められてしまったおとぎ話の主人公たち。
おとぎ話の住人達は記憶を無くし、その町の中で何事もなかったようにそれぞれの職業について暮らしています。
そこに現れるのがこのドラマの主人公、『エマ・スワン』です。
エマは『ヘンリー』に導かれ街に足を踏み入れます。
実はヘンリーはエマが１０年前に養子に出した子供です。
実はエマはこの町の中に閉じ込められた住人の１人、白雪姫とチャーミング王子の間に生まれた一人娘だったのです。
エマはこのストーリーブルックの呪いを解くことが出来る重要な人物だったのです。
現題とおとぎ話が並行と交差を繰り返しながら、つぎつぎと謎が解けてゆくのがすごく面白いです。
気づかずに読み流していた『白雪姫はなぜ継母に執拗に嫌われていたのか』『赤ずきんのずきんはなぜ赤でなければいけなかったのか』など興味深い謎がたくさんあります。
また赤ずきんや白雪姫だけではなくピノキオやヘンゼルとグレーテルなど誰もが一度は目にしている絵本の主人公たちも登場しストーリーを更に面白くしています。是非見ていただきたいドラマです。

海外ドラマ『グットワイフ』がお勧めです。
この題名からしてあまり面白くなさそうなんですが、私はとても好きな作品です。
主人公の弁護士が法廷で事件を解決する法廷ものです。一話ごとに、法廷での話の内容は違っています。それに主人公たちのさまざまな人間模様が上手に組み合わされています。この人間模様はシーズン1からずっと続きものになっています。
人間には誰しも隠し事があるというサブタイトルがついています。
このサブタイトルに惹かれて借りてみたらはまってしまいました。
主人公は超エリートの郡検事局の旦那さんのスキャンダルが発覚して、専業主婦から弁護士に復帰するというところから始まります。
その復帰先の弁護士事務所は大学時代の男友達の事務所で、その男友達と主人公のじっれったい不倫関係もこの先どうなるのという感じで見逃せません。
この不倫関係で主人公の心がふらふらしたりする感じも法廷での事件解決方法も、すばらしく正義の解決方法というばかりでなく、汚いやり口で解決したりする場合もあります。
いつも正義ばかりというわけではないのが現実的で良いとおもいます。
舞台がシカゴの街で、洗練された感じもすごく好きです。
いつか絶対にシカゴに行ってみたいです。