グレイズ・アナトミーはアメリカのABCで放送された医療系ドラマです。
2005年3月27日から放送が始まりました。
それから８シーズンまで放送されています。
シアトルのワシントンと言う街にあるグレース病院で巻き起こる、
医者、インターン、実習生が医療トレーニングを全うさせようと奮闘しながら、個人生活も確保しようと葛藤している所が見物です。
主要登場人物は、メレディスグレイ（エレポンペオ）、
アレックスカレフ（ジャスティンチャンバー）、
イジースティーブンス（キャサリンヘイグル）、
クリスティナヤング（サンドラオー）など。
この５人の実習生はミランダベイリー医師に指導されながら、
１年の外科実習をしています。
実習の間に、メレディスグレイの母親のアルツハイマーの病状がきっかけでの、
思わぬ心の交流などの心温まるところもあり、
病院内での事件や、シーズンを追う毎に変わってゆく人間関係が、
日常の出来事に親近感を感じさせる描写がされています。
物語の舞台はシアトルですが、撮影はロサンゼルスで行われました。
全米でも大ヒットし、現在まで第８シーズン続いています。
日本ではWOWOWが初放送しています。
エレン・ポンピオは1969年11月10日、マサチューセッツ州生まれの女優です。
バーで働いていた時にスカウトされ、ＣＭ出演の経験を重ねた後、女優の道へ進みました。
これまでの主な出演作としては、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 』、『ムーンライト・マイル』等です。
エレン・ポンピオ演じるメレディス・グレイは、外科のインターンで、シアトルグレース病院で働いています。
しかし、なんとインターン初日の前日に、バーで知り合った、自分の上司となる男性と一夜と共にしてしまいます。
翌日、その男性医師、デレクを新しい職場で発見し驚くメレディス。
結局2人は付き合うことになるのですが、実はデレクは妻帯者でした。
また、偉大な外科医である母親を持つが、仲が悪く、さらにはその母親がアルツハイマーになってしまったことも悩みの種となっています。
様々な問題にぶつかりながら情熱を持って仕事に取り組むメレディスの姿は、多くの女性の共感を得ることでしょう。
パトリック・デンプシーは、1966年1月13日にメイン州で生まれました。
舞台俳優として活動を始めた後、1985年に映画に初出演しました。
一時アイドル的な人気を博しましたが、その後はしばらく不遇の時期を過ごします。
これまでの主な出演作は、『フリーダム・ライターズ』、『魔法にかけられて』、『ブラザー・ベア2』等です。
メレディスとは一夜を共にしたことで知り合いますが、その後病院で共に働くことになり好意を抱くようになります。
しかし、別居中の妻が彼らの病院で働くことになってしまったことから、2人の女性の間で苦悩することとなります。
大変優秀な脳外科医なのですが、女性に関しては少しだらしないところがあるといえるでしょう。
サンドラ・オーは、1971年7月20日にカナダのオンタリオ州で生まれた、韓国系カナダ人です。
子供の頃から舞台に立つようになり、演劇学校で学んだ後、テレビドラマ等に出演していました。
これまでの主な出演作は『プリティ・プリンセス』、『トスカーナの休日』等です。
サンドラ・オー演じるクリスティーナ・ヤンは、無愛想でとっつきにくい印象を与えています。物をはっきりと言う気の強いところがあり、競争心の強い性格です。
しかし、その内面は正義感にあふれた優しい女性です。
医師としては有能で、大学も首席で卒業しています。
なかなか素直になれない性格なのですが、ドラマの中では恋に悩む一面も見せ、女性らしさもうかがうことができます。
ジャスティン・チェンバースは、1970年7月11日にオハイオ州で生まれました。
人気モデルとして活躍した後、演技を勉強し、俳優として活動するようになりました。
これまでの主な出演作は、『リバティ・ハイツ』、『ヤング・ブラッド』、『ウェディング・プランナー』、『コールドケース 迷宮事件簿』等です。
ジャスティンが演じるアレックス・カレフは小児外科医ですが、子供嫌いと公言している偏屈な性格をしています。
自信家で自己中心的な性格として描かれていますが、実は優しいところもあります。
幼少の頃の家庭環境が悪かったせいで素直になれず、周囲に対して壁を作ってしまうようです。
メレディスに想いを寄せるのですが、当然と言えば当然ですが拒絶されてしまいます。
チャンドラ・ウィルソンは1969年8月27日にテキサス州で生まれました。
ニューヨーク大学で演劇を学び、舞台を中心に活動してきました。
これまでの主な出演作は、『恋に落ちたら…』、『フィラデルフィア』、『セックス･アンド･ザ･シティ』等です。
チャンドラ・ウィルソン演じるミランダ・ベイリーはインターンの教育係で優秀な外科医です。
厳しい指導をすることでインターンたちから恐れられ、ナチと呼ばれています。
しかし、その厳しさはインターンたちへの愛情からくるもので、優しい面を見せることもあります。
非常にパワフルな女性で、妊婦となってもバリバリと仕事をこなすなど、周囲を圧倒する存在です。
ジェームズ・ピケンズ・Jr は1954年10月26日にオハイオ州で生まれました。
これまでの主な出演作は『トラフィック』、『スフィア』、『Ｘ−ファイル』、『CSI：マイアミ』等です。
ジェームズ・ピケンズ・Jr演じるリチャード・ウェーバーは、メレディスの母親の元同僚かつ、元恋人です。メレディスの事も生まれた時からよく知っており、常に気にかけています。また、アルツハイマーを患ったメレディスの母親の元にもたびたび見舞いに訪れています。
外科部長として部下たちを見守り、人柄も誠実で尊敬されていますが、妻との離婚問題や、自分自身の病気等、様々なトラブルに見舞われてしまいます。
エリック・デインは、1972年11月9日にカリフォルニア州で生まれました。
高校時代より役者を志すようになり、ロサンゼルスに移住し、ドラマの脇役として活躍するようになりました。
主な出演作は『チャームド〜魔女三姉妹〜』、『X-MEN：ファイナル・ディシジョン』、『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』等です。
エリック・デイン演じるマーク・スローンはシーズン３からレギュラー出演しています。
デレクの元親友であり、超一流の形成外科医として名をはせています。
しかし、デレクの妻、アディソンとの浮気がばれたことでデレクとは絶縁状態になりました。
デレクの姉妹によると「マークは誰とでも寝ている」というくらい、女性関係は派手なようです。
その後、2人の仲は修復されるのですが、いくら女好きとはいえ、親友の妻に手を出すとはなんとも危険な人物です。
