ナンバーズは、アメリカのCBSで放送された連続捜査ドラマシリーズ です。
2005年１月23日から２０１１年７月18日までで第六シーズンまであります。
最初の４シーズンは金曜の夕方の人気シリーズとして放送されていました。
舞台は、西海岸、ロサンゼルス。
物語はFBI捜査官のドンエプス（ロブモロー）と
弟で天才数学者のチャーリーエプス（デイビッドクルムホルツ）、
彼らの父親のアランエプス（ジャッドハーシ）を同等主演として描いています。
物語は毎回、ドンが担当する犯罪の捜査を天才数学者の弟が、
数学的な見地から捜査協力をする展開になります。
大抵、チャーリーの進言は事件解決の重要な鍵になります。
『我々は毎日の生活の中で、数字を使っています。
例えば、天気予報の雨の確率だとか、時間だとか、お金。
数学は、いうなれば、処方箋や方程式のように、
合理的で理論的に毎日の生活の中で活用されているのです。
犯罪者の頭の中でも無意識に数学的な論理が組み立てられているのです。
それが数学的見解で事件を解決する鍵なのです。』
現場では、ラリーフレンハード、アミタラマヌジャンといった、
FBI捜査官が仲間として活躍します。
ロブ・モローは、1962年9月21日にニューヨークで生まれました。
俳優の道に進むため、高校を中退しています。
これまでの主な出演作は『たどりつけばアラスカ』、『クイズ・ショウ』、『ラストダンス 』、『最高の人生の見つけ方』等です。
ロブ・モロー演じるドン・エプスは、エプス家の長男です。自分の生活を犠牲にしてでも職務に打ち込む熱心な捜査官で、天才数学者の弟にライバル心を持ちつつ、共に捜査に当たっています。このドラマでは弟の頭脳と兄ドン・エプスの行動力が最高の組み合わせとなって強力なパワーを発揮しています。
ただ、幼い頃から勉強ができ、両親の期待を独り占めしてきた弟に対して屈折した思いを抱きながら生きてきたことが、ドンの性格にもかなりの影響を与えているようです。
兄として、弟に対する親愛の情は当然あるものの、複雑な思いも持っています。
共に協力し合って捜査をする内に、疎遠だった兄弟の仲が少しずつ近づいていくのが見どころのひとつとなっています。
デイビッド・クロムホルツは1978年5月15日にニューヨークで生まれました。
13歳でオーディションに合格してブロードウェイの舞台に立ちました。
これまでの主な出演作は、『アダムス・ファミリー2』、『サンタクローズ』、『ザ・メキシカン』等です。
デイビッド・クロムホルツが演じる、チャーリーことチャールズ・エプスは、エプス家の次男です。
幼い頃から天才的な数学の才能を見せ、飛び級で高校も卒業し、現在では南カリフォルニア工科大学で教授をしています。
数学に関しては他の追随を許さない突出した能力を見せますが、その他のことに関しては不器用で、精神的にも脆い面があります。
正に兄とは対照的な性格で、それゆえに兄に対してライバル心も強いものがあります。
また、弟として、兄に協力し、助けたいという強い気持ちも持っています。
ＦＢＩのアドバイザーとして、数学の論理を使って事件を解決に導く、ドラマの核となる存在です。
ジャド・ハーシュは1935年3月15日にニューヨークで生まれました。
ニューヨーク市立大学で物理学を修めています。
コメディドラマに多数出演しており、映画では、『インデペンデンス・デイ』、『ビューティフル・マインド』等に出演しています。
ジャド・ハーシュが演じるのは、エプス家の父親、アラン・エプスです。
妻がガンで亡くなった後、次男であるチャーリーと二人暮らしをしています。
2人の息子を常に気にかけ、かつて都市プランナーだった経験を活かして捜査に対してアドバイスをすることもあります。
また、ボランティアに熱心に取り組んでいます。
女性の影がないチャーリーを心配し、早く結婚し、家族を持ってほしいと願っています。
疎遠だった兄弟が協力して捜査に当たっているのを微笑ましく思っていますが、一方で危険な事に巻き込まれないか心配もしています。
サブリナ・ロイドは1970年11月20日にアメリカのバージニア州で生まれました。
13歳で演技の道を歩み始め、舞台に立つようになりました。
これまでの主な出演作は、ミュージカル『グリース』や、『オズの魔法使い』等です。
サブリナ・ロイドが演じるテリー・レイクはドンの部下の捜査官です。
心理分析が得意で、頭脳明晰な女性です。
チェーリーの意見を他の捜査員に説明したりもします。
ドンとは過去に付き合ったことがあり、現在でも互いに微妙に意識しています。
このまま2人は付き合うかに思えたのですが、過去に婚姻歴があったことが判明するなど、なかなか進展せず、はらはらさせられます。
ピーター・マクニコルは1954年4月10日にテキサス州で生まれました。
舞台俳優として活躍後、『ソフィーの選択』や『アリーmyラブ』、『アダムス・ファミリー2』、『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』等に出演しています。
また、声優としても多数のアニメに出演しています。
ピーター・マクニコルが演じているラリー・フラインハートは、チャーリーの親友の物理学者です。
学者肌ゆえか、やはり一風変わった性格の持ち主です。
チャーリーとは研究分野も近いせいか、気が合い、お互いをよく理解できる間柄です。
最初はチャーリーが捜査に協力することをよく思っておらず、止めるよう言っていましたが、その内自分自身も専門的知識を活かしてアドバイスをするようになりました。
ダイアン・ファールは1971年9月7日にニューヨークで生まれました。
ニューヨークとイギリスと、2つの大学を卒業しました。
書籍も執筆し、出版しています。
これまでの主な出演作は、『デスパレートな妻たち』や『グレイズ?アナトミー恋の解剖学』、『ロズウェル・星の恋人たち』などです。
ダイアン・ファールが演じるメーガン・リーブスはプロファイリングを得意としている心理分析官です。他にも射撃の名手であり、フランス語を流暢に操ります。
彼女はテリー・レイクに代わって登場しました。
３人の姉がいますが、男の子を切望していた父親から疎まれ、疎遠となっています。
その父親に会いに行くということで、第４シーズンで降板しています。
ナヴィ・ラワットは、1977年6月5日にカリフォルニア州で生まれました。
インド人の父親とドイツ人の母親を持ち、エキゾチックな容貌をしています。
これまでの主な出演作は、『24 -TWENTY FOUR-』や『The O.C. 'The O.C.』、『The FEAST/ザ・フィースト』などです。
ナヴィ・ラワットが演じるアミタ・ラマヌジャンは、チャーリーが勤務する南カリフォルニア工科大学の学生でした。チャーリーの教え子であり、卒業後は恋人として付き合うようになります。
チャーリーとの仲がなかなか進展せず、すれ違いが続きましたが、最終的には無事付き合うことができました。
学者としても非常に優秀で、チャーリーとは似合いの女性といえるでしょう。
